微熱 ア・イ・ス・ル・ヒ・ト・ヘ

 to my beloved 4

 

   湿った風がカズキの長い髪を撫でる。


 サキは家に居て、タンクトップとショーツ姿がカズキの瞳に

 眩しく映る。

  

 吉田はカズキを置いてすぐに帰って行く。

 

 一瞬間を置いたカズキは思い切ってサキに聞く。

 

 「1人?」

 「ウン、上がってく?」

 

 家にはサキ1人しか居ない。

 

 「何してたの?」

 「テレビ見てただけだよ」

 

 少し怒っているようなサキ。

 「オレさ、前からお前のことスキだったんだよ」

 

 カズキは突然の自分の言葉に驚く。

 冷たい麦茶を差し出すサキ。

 

 「麦茶飲みなよ。いい事教えてあげよっか。私も

  前からカズキのことスキだったんだよ」

 「ふざけんなよ」

 「でもホントだからぁ」

 「何か悪いからオレ帰るし。また来てもいい?」

 「え、ウン。でも来る前に電話してね」

 「分かった」

 「じゃあね」

 「じゃあね」

 

 残りの麦茶を飲み干し、カズキは逃げる様に家に帰る。

 to be continued... 

A TOUCH OF LOVE OTHER SIDE OF PUNK

気まぐれな自分、素顔の自分、飾らない自分、個人としての自分、社会の中の自分、音楽の中の自分、美術の中の自分、満ち溢れた自分、曖昧な自分、空っぽの自分、、、色々な日々の自分と出逢えたらステキですね

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